「不滅のあなたへ」4巻のあらすじと感想【ネタばれあり】

こんにちは。ハルミナです。

不滅のあなたへ３巻では、グーグー達と過ごしながら、フシがどんどん人間らしくなっていく感じがしましたね。

フシは姿を変えないと、その姿で成長することも分かり、グーグーや酒爺、ピオラン、リーンとの生活の中で人間らしい感情も獲得していくフシ。

今までは、周りの人が死んでいっても何も感じなかったフシにだんだんと変化が見られるようになってきます。

幸せな時間が長く続くことを願う一方で、不滅のフシと周りの人との関わりの中で避けて通れない「別れ」がどういう形で訪れるのか、物語の展開が気になりますね。

Contents

0.1 「不滅のあなたへ」4巻のあらすじ
- - 0.1.0.1 「不滅のあなたへ」3巻のあらすじと感想【ネタばれあり】
0.2 登場人物
0.3 「不滅のあなたへ」４巻ネタバレと感想

1 まとめ
- 1.1 「不滅のあなたへ」を読むのはUーNEXTがおすすめ
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「不滅のあなたへ」4巻のあらすじ

フシとグーグーは、リーンの16歳の誕生日パーティーに参加する。
パーティの途中、敵であるノッカーが現れる。
崩れた建物の中で、グーグーはリーンを庇い、死んでしまう。
フシは自分の一部をノッカーに奪われるも、ノッカーを撃退。
これ以上みんなを苦しめたくないフシは、酒爺の所を出ていくことを決意する。
どうしても一緒に行くというピオランと共に旅を続け、船に乗るが、どういう訳か囚人の島に連れて行かれてしまう。
囚われの身となったピオランを助けるためには、闘技場で勝ち、王様になることだと告げられる。
しかし、フシは自分が死なないことを周りの人間に知られるのを恐れ、どうしたらいいのか分からなくなる。

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登場人物

フシ

観察者と呼ばれる者により、地上へ投げ込まれた「球」。「世界を保存する」ために地上へ送り込まれた。今は少年の姿をしている。

グーグー

リーンを助けた際の負傷により、仮面をかぶって生活している。フシと兄弟のように仲が良く、酒爺とピオランと一緒に生活をしている。

リーン

お金持ちの少女。グーグーに命を助けられたが、本人はそのことを知らない。グーグーやフシに会いに、酒爺の所によく遊びに来る。

酒爺

グーグーの命の恩人。

ピオラン

フシを酒爺の所に連れてきたお婆さん。

観察者

「球」を地上に投げ入れた者。時々フシの前に現れて助言をしていく。いつも黒いマントをかぶっている。

ノッカー

フシの敵。触手を持ち、フシの「器」を奪うために作られた存在。

「不滅のあなたへ」４巻ネタバレと感想

4年間、フシは一度も変身することなく生活をしてきた。

周りの人達と家族のような温かい時間を過ごして精神的に成長できた一方、フシが姿として獲得したものはそれほど多くはなかった。

16歳の誕生日には親の決められた相手と結婚しなければならないリーン。

知らない人と結婚したくないリーンは、フシと縫物をしながら、誕生日までに自分で好きな人を見つけようと思っていると話をしていた。

ちょうどその頃、グーグーは兄と会っていた。

兄は仕事も安定してきたので、グーグーと一緒に住みたいという話をしたが、グーグーはそれを拒んだ。

グーグーには、既に家族同然の人達がいて、それを失いたくないと思っていたからだ。

兄は、困ったことがあったら、自分を頼ってほしいと言い、帰り際に酒爺に、昔グーグーが兄にあげた指輪をグーグーに返してほしいと預けた。

指輪の事を知ったリーンは、グーグーが誰だったのかを知り、グーグーの元へ。

寝ているグーグーに無理やり指輪をはめようとするリーン。

痛がって飛び起きたグーグーに、「私を口説くなら今よ!」というが、グーグーには何のことだかさっぱり分からない。

ハルミナ

昔、フシを助けるためにお酒を取りに来た時に、リーンを一番愛しているのは自分だと言ったことを忘れちゃっていたのね。

酒爺はグーグーのために新し仮面を作ってやった。

腹の中のお酒に着火がしやすいように改造された仮面で、グーグーが欲しがっていたものだった。

グーグーとフシはリーンの誕生日パーティーに出かけていく。

誕生日のプレゼントに、フシは野菜、グーグーは紫の花を買い、持って行く。

ところが、その花は昔リーンが事故にあった時に持っていた花だったので、リーンのお屋敷では不吉な花として扱われていたのだ。

グーグーはパーティーに来ていた人達に仮面をかぶっているのは失礼だとか、持って来た花のことを責められ、酒爺の所へ帰ろうとフシに言う。

しかし、フシはおいしいごちそうを食べ、もう少しここにいようと言う。

テラスにグーグーがいると、リーンがやってきて、仮面のことを聞く。

グーグーは事故があった日のことを話し、リーンはあの日、本当は何が起きたのか理解する。

リーンがあの時のことを話そうとした時、床が割れ、グーグーは崖から落ちかけてしまう。

黒いマントの観察者がフシに、ノッカーが現れたと告げると同時に、屋敷が崩れ始める。

オニグマの姿になって、崩れかけの屋敷を支え、中の人達を逃がすフシ。

崖から戻り、フシと一緒に戦うグーグー。

戦い方が分からないというフシに、グーグーが助言をしながら敵の核まで迫る二人。

あと一歩という所で、敵に逃げられてしまい、マーチの姿でグーグーと話すフシ。

そこへ敵の触手が現れて、フシは握りつぶされてしまう。

唖然とするグーグーの元へリーンがやって来る。

崩れ落ちるがれきを自分の体で支え、リーンを守るグーグー。

リーンの胸元に合った紫の花を見て、また買ってきてあげると言うグーグーに、一緒に摘みに行こうと言うリーン。

好きだという気持ちを伝え、最初で最後のキスを交わす二人。

ハルミナ

切なすぎるシーンよね。

ノッカーと戦うフシは、ずっと痛みを感じていた。

それが自分の痛みではないことを知り、否定し続けるフシ。

しかし、グーグーの姿となり、敵と戦っているフシはグーグーの死を悟る。

リーンは助かったが、グーグーは助からず、兄が弟のグーグーを背負って帰路につく。

その時グーグーは、顔のけがも傷も全て治って、みんなと幸せそうに笑っている理想の世界を見るが、グーグーは自分の幻想だと知り、自分の死も悟る。

グーグーは、もうみんなからは見えなくなっていた。

一方、屋敷で目覚めたリーンは酒爺の所へ急ぐ。

変身をしたことで、元の少年の姿になってしまったフシは、とっさにグーグーの姿になってリーンに会う。

リーンはグーグーが無事だったことを喜ぶが、フシは死んだと告げられる。

その様子を見ていた酒爺達は、フシにリーンから離れるように促す。

リーンは指輪を渡そうとするが、グーグーの姿をしたフシはリーンに持っていてくれと言う。

一緒に買い物に行くと言うので断ると、リーンは紫色の花が咲く場所で待っていると言う。

約束の場所で寝転ぶリーンの元に父親がやって来る。

リーンは好きな人ができたので、結婚はやめると告げる。

父親はその人に会わせろと言うが、リーンはその人はもういないということを分かっていたのだ。

不滅のあなたへ、4巻でリーンパパからシンへの手紙が読めるから買って損はないぞ
— みずのいろ (@mizunoiro_hs) June 28, 2021

一人で歩き続けるフシ。

これからどうしたらいいのか分からないので、黒いマントの男を呼び出す。

ノッカーの目的がフシを支配することであるのなら、フシがフシでなくなればいいのかと球になるフシに、黒いマントの男は、やつらの目的は私達を討つことなので、それを阻止するしかない、それをするのはフシだと言う。

オオカミの姿になり、匂いにつられていくと、ピオランがいた。

フシについて行こうと出てきたというピオランを、フシは何度も追い返そうとするが、ピオランは聞かない。

フシはピオランに「死なないで」と言う。

フシはピオランに黒いマントの男の話や強くならなければならない話などをした。

途中、街で休憩しようと食事をするピオランに、敵が現れたら被害が大きくなるから早く出たいというフシ。

仕方なく、森で果物を取ろうとするが、フシは上手く木登りができない。

ピオランがマーチの姿になったらいいと言うが、フシはマーチのことが思い出せない。

ノッカーに姿を奪われてしまうと、記憶も奪われてしまうようだ。

これ以上、失いたくないフシは強くなりたいと決意する。

ピオランと地図を見ながら、ある島に渡ることを決めるが、船に乗る時に男女を分けられ、囚人が送られる島に連れて行かれてしまう。

ピオランを助けるためには競技場で優勝して王様になるしかないと言われるフシ。

周りの人間に自分が不死であることを知られてはいけないと悩みながらいると、頭を斧で攻撃されたり、剣を体に刺されたり・・・。

死んだふりをしたら、ピオランを助けられないし、でも死ななかったら、人間ではないとバレてしまうし。

この状態で、一体どうなっちゃうの?!

春にアニメ化された『#不滅のあなたへ』

今まさに、一気観ドキでございます。
12話。原作4巻分。

序盤は展開や設定に混乱するだろうけど、
ここまで見ると、この物語がどういう話なのか大体理解できる。
そして続きが気になる。

アニメも丁寧かつ忠実で、とても良い。https://t.co/D7WjlE0t9q
— しばりゲーマーug (@ugniconico) July 2, 2021