よく「出産は命がけ」といいますが、皆さんはどう思われていますか?
そして、どんな経験をしていますか?
- なかなか妊娠出来なかった。。。
- つわりがひどく大変だった。。。
- 出産が難産で大変だった。。。
いろいろな人がいろいろな経験をし、いろいろなことを感じていると思います。
私は、子宝に恵まれ3度の出産をしていますが、
1人目は妊娠初期に職場の理解がなかなか得られず、厳しい言葉をかけられ泣きながら働いていました。
2人目は、悪阻がひどく天井がグルグル回っている感覚で、眠っている時以外は辛い日々でした。
そして、3人目は眠気とだるさが強く、どこまでも眠っていたい感覚でした。
三人三様の妊娠体験でした。
大変で辛くて泣いた日々もありました。
しかし、私の妊娠出産経験はありがたいことだったんだ、当たり前のことは当たり前ではないのだ。と言うことを思わせてくれた、そんな漫画を今回ご紹介したいと思います!!
壮絶なマタニティーブルーの実体験を描いた作品に、衝撃を受け人生について深く考えさせられる漫画になっています。
こんな方におすすめ!!
- 価値観を広げたい人
- 精神疾患に興味のある人
- マタニティーブルーが辛かったことを共感したい人
おすすめできない方!!
- 妊娠中で不安定な人
- 怖い話が苦手な人
- 精神疾患に全く興味のない人
妊娠したら死にたくなった〜産褥期精神病
あらすじ
- 千夏は友人の紹介で知り合った最愛の夫橘涼太との間に愛の結晶(赤ちゃん)を望んでいた。
- 千夏にとって、赤ちゃんを授かれることは、とても素敵なことで、幸せの象徴であり憧れだった。
- 努力の甲斐あって妊娠することができ、家族3人の幸せな生活が待っている!そう信じていた。。。
- しかし、思い描いていた理想とは違い、千夏は精神病院の閉鎖病棟で入院していた。。。
- 勝手に動き出す足、突然やってくる謎の恐怖感、死への衝動。。。妊娠を契機に始まる数々の体の不調。
- マタニティーブルーではとても説明できない原因不明の症状に翻弄された作者が実体験をもとに描いた驚愕のストーリー。。。
- 千夏とその家族の人生はどうなっていくのか。。。
ハルミナの感想
まず、タイトルに息を飲みました。。。
でも、自分も妊娠と言う経験をして大変じゃなかった!とは、絶対に言えないので、作者さんはどんな経験をしたのだろう?と、とても気になり読んでみる事にしました。
この作者さんの経験は読み進めていくと予想以上に衝撃の内容の連続でした。
妊娠出産ドラマでも代表的な「コウノドリ」を観たり、ネットでも色々と経験談を検索しては読みあさっていたのですが、今までとは違う世界でした。
本当にこんなことが起こるの!?と信じられない気持ちと共に、自分が無事に子供を妊娠し出産できている事に感謝の気持ちでいっぱいになりました、
この漫画は、実体験をもとに描かれていて目を背けたくなる様な辛い現実の部分もあります。
読んでいて辛くなったり苦しくなったり、モヤモヤする事もありますが、千夏の回復を願わずにはいられません。
そして、家族の方の幸せを願わずにもいられません。
今ある自分の生活に感謝せずにもいられない。。。そんな気持ちにさせてくれる作品だと思います!
他の読者さんの感想
妊娠や出産に対して無事に過ごせている自分は幸せなんだと感じる方や、作者さんや家族に幸せになってほしいという声が多かったです。
しかし、怖くなった。。。や、作者さんが妊娠出産に対して甘くみすぎていた。などのマイナスな意見もありました。
まとめ
妊娠したら死にたくなった〜産褥期精神病〜を紹介してきましたがいかがだったでしょうか?
この漫画の魅力をまとめると
- 作者の実体験から描かれているので内容がとてもリアルで引き込まれる。
- 精神疾患やその家族また、病院についてのあり方を考えさせられる。
- 妊娠出産を無事終えられる事が奇跡であると実感する事ができる。
- 今まで知らなかった世界を知る事ができ、価値観を広げる事ができる。
精神疾患は、目に見えない病気なので、賛否両論あると思います。
しかし、作者さんやそのご家族の方々が過ごしてきた日々は、本当に過酷なものだったと思います。
この漫画を読んで、妊娠出産について、家族について、人生について、ふと立ち止まって考えられる機会になればと思います。